知ってた?フライパンの取っ手が熱くなりにくい理由とは
料理をしているとき、フライパンの取っ手をうっかり触って「アチッ!」となった経験はありませんか?でも、最近のフライパンは、取っ手が熱くなりにくいように工夫されているものが増えています。
今回は、なぜフライパンの取っ手が熱くなりにくいのか、その理由と、さらに安心して使える選び方について解説します。
熱を伝えにくい素材でできているから
フライパン本体は熱伝導率の高い金属でできていますが、取っ手には熱を伝えにくい素材が使われています。
ベークライト(フェノール樹脂):
プラスチックの一種で、熱に強く、熱伝導率が非常に低いため、取っ手によく使われます。
木製:
木材も熱伝導率が低く、熱くなりにくい素材です。自然な風合いで見た目もおしゃれです。
このように、本体と取っ手で異なる素材を使うことで、フライパン全体が熱くなっても、手で持つ部分は安心して触れるようになっています。
熱が伝わる距離を長くする工夫
取っ手の形状も、熱が伝わりにくくなるように工夫されています。
フライパン本体との接続部が細い:
本体と取っ手を接続する部分を細くすることで、熱が伝わる面積を小さくしています。
取っ手本体の長さ:
熱は、伝わる距離が長くなるほど冷めていきます。そのため、取っ手は程よい長さがあり、熱が手元まで伝わるのを防いでいます。
フライパンの本体から取っ手にかけて、熱が伝わるまでの間に「熱の壁」を作ることで、安全に使えるようになっているのです。
さらに熱くなりにくいフライパンの選び方
お店でフライパンを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてみましょう。
取っ手の素材:
金属製の取っ手は、フライパンと一緒に加熱され、高温になります。ステンレス製のものは熱くなりにくいものもありますが、基本的には木製やベークライト製がおすすめです。
着脱式取っ手:
着脱式のフライパンは、調理中に取っ手を外すことができるので、熱くなる心配がありません。また、そのままオーブンに入れることもでき、収納場所も取りません。
まとめ
フライパンの取っ手が熱くなりにくいのは、熱を伝えにくい素材と、熱の伝わりを遅らせる形状に秘密があります。
これらの工夫は、安全に、そして快適に料理を楽しむための大切なポイントです。ぜひ、新しいフライパンを選ぶ際は、取っ手の素材や形状にも注目して選んでみてください。