水1カップとは?量はどのくらい?何ml(cc)なのか徹底解説
料理のレシピを見ていると必ずといっていいほど登場する「水1カップ」という表記。「これってコップ1杯分でいいの?」「mlに直すと正確にはどれくらい?」と、計量カップを前に手が止まってしまった経験はありませんか?
結論から言うと、日本での「水1カップ」の標準的な量は「200ml(200cc)」です。
この記事では、計量カップの正しい使い方から、mlとccの違い、さらには海外レシピや炊飯時の「1カップ」との違いまで、料理の失敗を防ぐための知識を分かりやすく解説します。
1. 水1カップの基本:mlとccの単位を知ろう
日本の料理界において、計量カップ1杯の基準は以下の通りです。
水1カップ = 200ml
水1カップ = 200cc
ここで気になるのが「ml(ミリリットル)」と「cc(シーシー)」の違いですが、実はどちらも「体積」を表す単位で、量は全く同じです。
1ml = 1cc
なので、レシピに「200ml」と書いてあっても「200cc」と書いてあっても、同じ計量カップ1杯分を入れればOKです。
2. 【要注意】「1カップ」が200mlではないケース
実は、シチュエーションによっては「1カップ = 200ml」ではない場合があります。ここを間違えると、料理やご飯の仕上がりが大きく変わってしまうため注意が必要です。
1. お米を計る「1カップ(1合)」
炊飯器に付属している計量カップやお米のレシピで使われる「1カップ(1合)」は、180mlです。
料理用カップ: 200ml
お米用カップ(1合): 180ml
お米を料理用のカップで計ってしまうと、水の量とのバランスが崩れて「芯が残る」「ベチャベチャになる」原因になります。
2. 海外のレシピ
海外の料理サイトや本を参考にする場合、その国の基準によって「1カップ」の量が異なります。
アメリカ: 約240ml
イギリス・カナダ・オーストラリア: 250ml
海外のレシピを作る際は、まずその国の「1カップ」が何mlを指しているのかを確認しましょう。
3. 正確に計る!計量カップの正しい使い方
「200ml」を正確に計るには、いくつかのポイントがあります。
平らな場所に置く: 手に持ったまま計ると、どうしても傾いて誤差が出てしまいます。
真横から目盛りを見る: 上から覗き込むと、液面の盛り上がり(表面張力)で正確な量が分かりません。目盛りと目を同じ高さにして、液面の一番低い部分が目盛りに合っているか確認しましょう。
表面張力を意識する: 水の場合、容器の縁で少し盛り上がりますが、中心の平らなラインを目盛りに合わせるのが正解です。
4. 計量カップがない時の代用アイデア
もし手元に計量カップがない場合、身近なものでおおよその量を計ることができます。
ペットボトル: 500mlの空きボトルがあれば、半分より少し少なめ(2/5程度)が200mlの目安です。
計量スプーン(大さじ): 大さじ1は15mlです。大さじ13杯+小さじ1杯で、ほぼ200ml(195ml〜200ml)になります。
コップ(湯呑み): 一般的な小さめの湯呑みやマグカップは、並々と注ぐと約180〜200mlになることが多いです。一度、手持ちの容器が何ml入るか確認しておくと便利です。
5. まとめ:1カップ = 200ml を基準にしよう
料理を美味しく作る第一歩は、正確な計量から始まります。
日本の水1カップは「200ml(200cc)」
お米の1合(1カップ)は「180ml」なので混同注意
海外レシピは「240ml」や「250ml」の場合がある
正確に計るなら「平らな場所で真横から」見る
これさえマスターしておけば、煮物やスープ、お菓子作りでも水加減に失敗することはありません。ぜひ、自信を持ってキッチンに立ってくださいね。
次は、大さじ・小さじをmlに換算した「調味料の計量早見表」についてもチェックしてみませんか?