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耳に水が入っても焦らない!安全で効果的な「耳抜きのコツ」とNG行動


水泳中やシャワーの後に、耳の中に水が入って「ゴロゴロ」「ボーッ」とする不快感は誰もが経験するものです。なかなか抜けないとイライラしてしまいますが、無理に指を入れたり激しく叩いたりするのは、耳の内部を傷つける恐れがあり非常に危険です。

耳の中に入った水は、水の表面張力によって鼓膜の近くで留まっている状態です。これを解消するには、物理的な振動や温度、あるいは気圧の力をうまく利用するのがポイントです。

この記事では、誰でも簡単にできる「安全な水の抜き方」から、絶対にやってはいけない注意点まで詳しく解説します。


1. 物理的な力で抜く!基本のテクニック

まずは、耳の構造を理解した上でのスタンダードな方法から試してみましょう。

片足立ちでトントンする(側頭部を下にする)

水が入った方の耳を真下に向け、首を傾けます。その状態で片足立ちになり、軽くケンケン(ジャンプ)をしてみてください。

  • コツ: 飛び跳ねる振動で、表面張力で固まっていた水が重力に従って流れ落ちます。頭を振るのではなく、体全体の振動を耳に伝えるイメージで行いましょう。

耳たぶを引っ張りながら傾ける

耳の穴(外耳道)は少しカーブしています。耳たぶを後ろ斜め上や斜め下に優しく引っ張ることで、耳の穴が真っ直ぐになり、水が通りやすくなります。引っ張った状態で頭を傾けると、スッと水が抜けることがあります。


2. 道具を使わない!「真空」や「気圧」を利用する方法

ジャンプしても抜けない頑固な水には、空気の力を利用した方法が効果的です。

手のひらで密閉して「吸引」する

  1. 水が入った方の耳を下に向けます。

  2. 手のひらを耳に強く押し当てて、真空に近い状態を作ります。

  3. そのままパッと手を離します。

  • 仕組み: 吸盤のような原理で、耳の奥に溜まった水を空気の圧力で外側へ引き出すことができます。

欠伸(あくび)や唾を飲み込む

耳と鼻を繋いでいる「エウスタキオ管(耳管)」に働きかける方法です。大きくあくびをしたり、唾を飲み込んだりすることで耳管が開き、中耳の圧力が変化して水が動きやすくなります。


3. 「温度」と「乾燥」で自然に解消する方法

どうしても抜けない時、あるいは耳の奥が湿っている感じが取れない時に有効な手段です。

蒸しタオルで温める

水が入った方の耳を上にして横になり、温かい蒸しタオルを耳の上に置きます。

  • 仕組み: 耳の内部の空気が温まって膨張し、水が外側に押し出されやすくなります。また、水そのものの粘性が下がり、流れやすくなる効果もあります。

ドライヤーの弱風を当てる

耳から20〜30cmほど離した位置から、ドライヤーの冷風または弱めの温風を当てます。

  • 注意点: 決して近づけすぎず、熱くなりすぎないように注意してください。耳の入り口の水分を乾燥させることで、奥に溜まった水も誘い出されます。


4. やってはいけない!耳を傷めるNG行動

焦って以下の行動をとると、外耳炎や中耳炎の原因になるため厳禁です。

  • 綿棒や指を奥まで突っ込む: 水をさらに奥へ押し込んでしまったり、ふやけた耳の皮膚を傷つけて細菌感染を起こしたりする原因になります。

  • 頭を激しく叩く: 頭を強く叩いても、脳に衝撃を与えるだけで水はなかなか抜けません。

  • 無理に放置しすぎる: 数日経っても「聞こえにくい」「痛みがある」「熱っぽい」という場合は、水が入っているだけでなく炎症を起こしている可能性があります。速やかに耳鼻咽喉科を受診しましょう。


5. 耳に水が入るのを防ぐための対策

頻繁に耳に水が入って困るという方は、未然に防ぐ工夫も検討してみてください。

  • 耳栓(イヤープラグ)の使用: 水泳専用のシリコン製耳栓は、防水性が高く装着感も快適です。

  • スイムキャップで耳を覆う: シリコンキャップを耳が隠れるまで深く被るだけで、浸水を大幅にカットできます。

  • 水抜きの「呼び水」: あえて少量の水を耳に追加で入れ、水の重みを増やして一気に抜くという技もありますが、慣れていない方は控えた方が無難です。


6. まとめ:焦らず「重力と振動」を味方に

耳に水が入ると不快で焦ってしまいますが、ほとんどの場合は今回ご紹介した「首を傾けてトントン」や「手のひらでの吸引」で解決できます。

大切なのは、**「耳の粘膜は非常にデリケートである」**ということを忘れず、優しく扱うことです。無理に取ろうとせず、リラックスして顎を動かしたり、温めたりして、自然に水が流れ出るのを待ちましょう。

次にプールで「ゴロゴロ」とした感覚に襲われたら、まずは落ち着いて耳を下に向けることから始めてみてくださいね。



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